身体と物質のエスノグラフィー―加速社会における遅さと深さ

Exhibition

身体と物質のエスノグラフィー —加速社会における遅さと深さ

『身体と物質のエスノグラフィー―加速社会における遅さと深さ』は、情報と消費が加速し続ける現代において、「つくること」に宿るもう一つの時間感覚と身体的知覚の回復を目指す展覧会である。ここでいう「エスノグラフィー(民族誌)」とは、素材に向き合い、手を動かし、時間をかけてかたちを生み出す作家たちの実践を、文化的・社会的な記述として読み解く態度を意味する。

私たちの生活は、即時性や効率が重視される環境にあり、「すぐにわかるもの」「すぐに使えるもの」が価値とされる一方で、感覚や記憶の奥行きを育む「遅さ」や「沈黙」が見失われつつある。本展に参加する作家たちは、火や水、土、繊維、漆、ガラスといった異なる素材と身体を媒介に、そうした加速社会の外縁で営まれる「感覚のフィールドワーク」を提示する。

磁器の偶発性を刻む桑田卓郎、土と重力の間に呼吸を刻む川井雄仁、都市とサブカルを身体的に編み直すコムロタカヒロ。絵付けや刺繍、繊維や漆といった手作業を通じて、記憶と感情の層を編む牟田陽日、沖潤子、綿結、中田真裕。そしてガラスという透明な物質に、時間のプロセスを封じ込める三嶋りつ惠や消費の記憶を刻むシゲ・フジシロ。さらに舘鼻則孝は、伝統的装飾文化と都市的感覚を往還しながら、身体と装いにまつわる時間と儀礼の層を再構成している。

彼らの作品は、「すぐに意味がわかるもの」ではなく、時間をかけて向き合い、触覚的に関係を築くことを鑑賞者に促す。本展は、こうした制作と鑑賞のプロセスそのものを、加速社会に対する静かな抵抗の形式としてとらえる。それは、感覚の再構築であり、世界との再接続の試みである。身体と物質の交差点で編まれるこの小さな民族誌は、忘れられた感受性の地層を掘り起こし、現代における「つくること」の新たな意味を浮かび上がらせるだろう。

Conceptual Note

I. フィールドとしての「つくること」

本展は、現代社会の速度と情報過多に対し、身体と物質のあいだで営まれる「つくること」を民族誌的(エスノグラフィック)な視点から観察・記述する試みである。ここでいうエスノグラフィーとは、フィールドワークの手法に倣い、作家の手の動き、素材の変化、制作環境、そして鑑賞者の感覚までを含めた全体を「文化的出来事」として読み解く態度を示す。火が粘土を焼く時間、漆が乾く湿度、ガラスが冷える速度—それぞれの素材固有のリズムに身を委ねる行為自体が、加速する社会の外縁で生成されるもうひとつの時間=遅さのフィールドノートとなる。

II.作家たちの「身体‐物質ノート」

作家 エスノグラフィックな焦点 立ち現れる「遅さ」・「深さ」
桑田卓郎 磁器と釉薬の偶発的反応を観察する「窯場の儀式」 生成プロセス自体が未完のまま展示空間へ移動し、鑑賞者に“継続中の時間”を共有させる
川井雄仁 粘土と重力の相互作用を反復し、身体の痕跡を刻む 土が乾き、ひびが入るまでのゆるやかな変化を展示期間全体にわたって可視化
コムロタカヒロ サブカルフィギュア的身体と彫刻的造形を交差 都市文化の即時性を、手仕事のリズムに“減速”させて記憶化
牟田陽日 器の表面を旅する絵付けの筆致の軌跡 絵付けが乾く間の静寂を含めて鑑賞経験に取り込む
中田真裕 漆の塗り・研ぎ・乾きという層状の時間 繊細な行為と見えない感情、記憶が漆面に沈殿し、鑑賞者が「読む」まで熟成される
三嶋りつ惠 ガラスの吹き上げから冷却までを透視する装置 透明な内部に時間の層を堆積させ、見る行為に遅延を生む
綿 結 織布を立体化する結節点での身体動作 糸の張力と空間の緊張が“留められた瞬間”として凝固
沖 潤子 反復刺繍の無限ループ 針目の増殖過程を“未完の民族誌”として提示
シゲ・フジシロ 廃棄物パッケージのガラス化による再儀礼化 消費行為の痕跡を手作業で封じ込め、視線を遅らせる
舘鼻則孝 装身具制作と祝祭的身体の相互生成 都市のスピードを装飾に蓄積し、複数の時間層を重ねる
作家 桑田 卓郎 川井 雄仁 コムロ タカヒロ 牟田 陽日 中田 真裕 三嶋 りつ惠 綿 結 沖 潤子 シゲ・フジシロ 舘鼻 則孝
エスノグラフィックな焦点 磁器と釉薬の偶発的反応を観察する「窯場の儀式」 粘土と重力の相互作用を反復し、身体の痕跡を刻む サブカルフィギュア的身体と彫刻的造形を交差 器の表面を旅する絵付けの筆致の軌跡 漆の塗り・研ぎ・乾きという層状の時間 ガラスの吹き上げから冷却までを透視する装置 織布を立体化する結節点での身体動作 反復刺繍の無限ループ 廃棄物パッケージのガラス化による再儀礼化 装身具制作と祝祭的身体の相互生成
立ち現れる「遅さ」・「深さ」 生成プロセス自体が未完のまま展示空間へ移動し、鑑賞者に“継続中の時間”を共有させる 土が乾き、ひびが入るまでのゆるやかな変化を展示期間全体にわたって可視化 都市文化の即時性を、手仕事のリズムに“減速”させて記憶化 絵付けが乾く間の静寂を含めて鑑賞経験に取り込む 繊細な行為と見えない感情、記憶が漆面に沈殿し、鑑賞者が「読む」まで熟成される 透明な内部に時間の層を堆積させ、見る行為に遅延を生む 糸の張力と空間の緊張が“留められた瞬間”として凝固 針目の増殖過程を“未完の民族誌”として提示 消費行為の痕跡を手作業で封じ込め、視線を遅らせる 都市のスピードを装飾に蓄積し、複数の時間層を重ねる

III.「遅さ」を記述する倫理

作家たちが紡ぐ行為は、素材の物理時間と作家の身体時間とを重ね合わせる「重層時計」のように機能する。鑑賞者は作品に近づき、離れ、光の角度や温度変化を感じ取るうちに、自身の感覚器官が計時装置へと転位する。このプロセスを民族誌的に捉えることで、本展は単なる造形美の提示から一歩進み、「遅さ」がもつ批評的・倫理的意義を浮かび上がらせる。

IV.再帰的エスノグラフィーとしての展示

展示空間は、作家=観察者、作品=フィールドノート、鑑賞者=共同調査者が循環する再帰的(reflexive)民族誌の場となる。ここで蓄積されるのは、制作と鑑賞を往復する身体感覚のデータベースであり、それ自体が「加速社会を記述するもうひとつの方法論」となるだろう。

V.結び—加速の時代におけるフィールドワーク

『身体と物質のエスノグラフィー』は、制作という行為を通じて回復される「遅さと深さ」の経験を、文化人類学的なまなざしで読み解く展覧会である。ここで提示されるフィールドノートは、加速社会の周縁で鼓動する微細なリズムを可視化し、私たちの感覚と社会との関係を再配線する契機となるだろう。

artists

  • シゲ・フジシロ
  • 川井雄仁
  • コムロタカヒロ
  • 桑田卓郎
  • 三嶋りつ惠
  • 牟田陽日
  • 中田真裕
  • 沖 潤子
  • 舘鼻則孝
  • 綿 結

シゲ・フジシロ

シゲ・フジシロ《Where is my paradise? (Basketballgoal / waterfall)》2015年[参考]
シゲ・フジシロ《Where is my paradise? (Basketballgoal / waterfall)》2015年[参考]
シゲ・フジシロ《Where is my paradise? (Basketballgoal / waterfall)》2015年[参考]
シゲ・フジシロ《Where is my paradise? (Basketballgoal / waterfall)》2015年[参考]
シゲ・フジシロ《Under the sea - trawl》2023年[参考]
シゲ・フジシロ《Under the sea - trawl》2023年[参考]
シゲ・フジシロ
Photo: Kai Flemming

広島県生まれ。2005年に広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。ハノーファー専科大学への交換留学を契機に、現在もハノーファーを拠点に制作を続けている。シゲは、古代から装飾品や交易品として重宝されてきたガラスビーズと、安全ピンを用いて作品制作をしている。花や動物などの自然物から、遊具やショッピングバッグといった日用品がそのモチーフとなる。数万個のビーズを自らの手で繋ぎ合わせる、その忍耐と時間を要するプロセスを通して、フジシロは既視感のある日常に新たな「楽園」を立ち上げる。代表作《Where is my Paradise?》に象徴されるのは、そうした制作行為と不自由な言語−日本人という出自−によって、アトリエに「縛られる」自身の境遇への問いかけである。この生と労働と作品の不可分な結びつきは、きらびやかな作品を介して現代における消費社会と物質主義への問いへと変わり、彼が窓から垣間みた自由を謳歌する他者へと差し出される。しかし、過度な批評性を意図的に避けられている。その両義性こそが多義的な解釈を促すフジシロの楽園だと言えるだろう。

近年の主な展覧会に、個展「Where is my Paradise?」(SIC! Gallery・ポーランド、2016年)のほか「No Strings」(National Glass Center Sunderland・UK、2020年)など。主な受賞歴に、「富山ガラス大賞2021」銀賞(2021年)をはじめ「Jutta Cuny-Franz Award」(2011年)、「The Coburg Prize for Contemporary Glass」(2014年)など。作品は、クンストパラスト美術館、アウグストケストナーミュージアム、ナショナルグラスセンター(サンダーランド)などに収蔵される。

桑田卓郎

桑⽥卓郎《Cup》2025年
桑⽥卓郎《Cup》2025年 Photo: Suzuki Shimpei[出展作品]
桑⽥卓郎《Broken Cups》2025年
桑⽥卓郎《Broken Cups》2025年 Photo: Suzuki Shimpei[出展作品]
桑⽥卓郎《プランター》2025年
桑⽥卓郎《プランター》2025年 展⽰⾵景「GO FOR KOGEI 2025」(酒蕎楽くちいわ 庭、2025年)Photo: Ikeda Noriyuki[出展作品]
桑田卓郎

1981年広島県生まれ。2001年に京都嵯峨芸術大学短期大学部(現:嵯峨美術短期大学)を卒業後、2007年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了。桑田は、これまでの陶芸の枠組みを超えた新たな表現を追求している作家である。カラフルでポップな色彩を用いつつ、伝統的な技法である「梅花皮」や「石爆」「点滴」などを過剰に施すことで、独自の視覚言語を構築してきた。一方で、巨大な彫刻作品にも「茶垸(ちゃわん)」と名付けるなど、日本における茶の湯文化などの伝統と自身の実践とをシームレスに捉えている。近年では、彼のスタジオに内在するエレメントを拡張したインテリアの製作のほか、陶芸の原点ともいえる「食」へと回帰し、陶芸の産地として知られる多治見で培われた量産技術を用いたクラフトライン「く」を立ち上げた。暮らしに寄り添うプロダクトから、日常からかけ離れた彫刻的造形まで幅広く取り組む桑田は、その両極を行き来することで、それぞれの領域に新たな視点と創造性をもたらしている。

主な展覧会に、個展「Together Shiyoze! (Let’s Get Together!)」(Salon 94・アメリカ、2025年)、「窯上げうどん」(Gallery & Restaurant 舞台裏、2025年)、グループ展「Strange Clay: Ceramics in Contemporary Art」(Hayward Gallery・イギリス、2022-2023年)など。主な受賞歴に、「LOEWE Craft Prize 2018」特別賞(2018年)、「2021年度日本陶磁協会賞」(2022年)など。作品は、ルベル・ファミリー・コレクションをはじめシカゴ美術館、パームスプリングス美術館、金沢21世紀美術館など世界各地のパブリックコレクションに収蔵されている。

沖 潤子

沖 潤⼦《タイムマシン》2017年
沖 潤⼦《タイムマシン》2017年 Photo: Keizo Kioku ©Junko Oki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA[出展作品]
Oki Junko, Moon and chrysalis 03 , 2017.
沖 潤⼦《⽉と蛹 03》2017年 Keizo Kioku ©Junko Oki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA[出展作品]
沖 潤⼦《蜜と意味 02》2018年
沖 潤⼦《蜜と意味 02》2018年 展⽰⾵景「GO FOR KOGEI 2021」(那⾕寺、2021年)Photo: Katano Masahiro [参考]
沖 潤子

1963年埼玉県生まれ。1991年にセツ・モードセミナー卒業。2002年に母が遺した洋裁道具をきっかけに独学で刺繍を始めた沖は、布に針目を重ねる行為そのものを生命の痕跡を刻み込む営みとして捉え、創作活動を展開している。

沖の刺繍は、下絵を描かず直接布に刺していくスタイルが特徴である。それは、継ぎ接ぎされた古布「襤褸(ボロ)」へ向けられた眼差しとも呼応する。そのシンプルな技法から生まれる独自の文様は、予定調和的な「刺繍」の認識を軽やかに裏切り、古い布や道具が経てきた時間と物語、そこに沖自身の時間を交錯させることで、偶然性を伴った新たな生を宿す。また、制作過程において刺繍の後に手洗いをし、古布と新たに施した刺繍の繊維を絡ませ、互いの染料がにじみあわせることで、それぞれが抱える記憶と時間を混濁させていく。こうした手仕事の積み重ねは、近代以前の慎ましやかな暮らしの中で培われた美意識を、現代における表現を通して体現しようとする試みでもある。

主な個展に「月と蛹」(資生堂ギャラリー、2017年)、「anthology」(山口県立萩美術館・浦上記念館、2020年)、「沖潤子 さらけでるもの」(神奈川県立近代美術館 鎌倉別館、2022年)。主なグループ展に「GO FOR KOGEI 2021」(那谷寺、2021年)、「心象工芸展」(国立工芸館、石川、2024)など。2014年には、自身の撮影による作品集「PUNK」(文藝春秋)を刊行しました。作品は金沢21世紀美術館をはじめ、神奈川県立近代美術館などパブリックコレクションに収蔵。

川井雄仁

川井雄仁《ひまわり》
川井雄仁《ひまわり》2025年 ©Kazuhito Kawai[出展作品]
川井雄仁《Anal Sex》
川井雄仁《Anal Sex》2025年 ©Kazuhito Kawai[出展作品]
展⽰⾵景「神様、もう少しだけ」(KOTARO NUKAGA、2025年)
展⽰⾵景「神様、もう少しだけ」(KOTARO NUKAGA、2025年)Photo: Osamu Sakamoto ©Kazuhito Kawai Courtesy of KOTARO NUKAGA[参考]
川井 雄仁
Photo: cocoro

1984年茨城県生まれ。2007年にチェルシー・カレッジ・オブ・アーツ(BA Hons)を卒業。2018年に茨城県立笠間陶芸大学校研究科卒業。ロンドンからの帰国後、しばらく制作から離れていたが、地元・茨城の笠間で陶芸と邂逅したことで以後陶を用いた表現活動を展開するようになった。しかし、素材探究や形式を重んじる伝統的価値観とは距離を置き、陶土を虚構や矛盾、願望を投影するメディアと彼は捉えている。そこから生まれ出るのは、自身のアイデンティティと、それを形作ってきた文化的残滓が混ざり合う、脆くも過剰なかたちである。

川合の表現活動を語る上で欠かせないのが、1990年代後半から2000年代初頭の渋谷・原宿カルチャーだ。10代の頃に羨望の眼差しを向けていたその文化は、インスタレーションでもしばしば引用されるが、雑誌やテレビなど大衆メディアを通して受容されたイメージは、常に既に実存とのズレを孕んでいる。極端な彩色と体液を思わせる釉薬で覆われた無秩序の塊には、そうした乖離が抱え込まれ、まるで砂糖菓子のような可愛らしさと、タブーに触れるような居心地の悪さが重層的に表れる。

主な展覧会に、個展「神様、もう少しだけ」(KOTARO NUKAGA、2025年)やグループ展「FOOLISH FIRE」(Newchild Gallery・ベルギー、2023年)など。「THE ARMORY SHOW 2024」(ニューヨーク・アメリカ、2024年)や「Frieze Los Angels」(ロサンゼルス・アメリカ、2020年)などにも出展。作品はヴィクトリア&アルバート博物館、LOEWE COLLECTIONなどに収蔵されている。

三嶋りつ惠

三嶋りつ惠 展⽰⾵景「そこに光が降りてくる ⻘⽊野枝/三嶋りつ惠」
三嶋りつ惠 展⽰⾵景「そこに光が降りてくる ⻘⽊野枝/三嶋りつ惠」(東京都庭園美術館、2024年)Photo: Ichikawa Yasushi[参考]
三嶋りつ惠《ASCENSION》
三嶋りつ惠《ASCENSION》2023年 Photo: Francesco Barasciutti[出展作品]
三嶋りつ惠《FONDO DI LUCE》
三嶋りつ惠《FONDO DI LUCE》2025年 Photo: Francesco Barasciutti[出展作品]
三嶋 りつ惠
Photo: Noelle Hoeppe

1962年京都府生まれ。1989年にヴェネツィアに移住し、1996年よりガラス制作を開始。2011年から京都にも住まいを構え、二拠点を往復しながら制作を行う。

三嶋は、ムラーノ島のガラス職人との協働で、約30年にわたり創作活動を続けてきた。ガラスの状態を注視しながら即興的にイメージを伝え、職人の手を導く三嶋は、いわば指揮者である。彼女が自身の作品を、炎の中で素材と人の技術が混ざり合うことで結実する「炎の果実」と評するように、生命感を湛えた有機的なフォルムは、それ自体を目的としているというよりも、制作過程の必然の結果であると言えるだろう。 自らのコンセプトは光であると語る三嶋は、無色で透明度の高いガラスに強いこだわりをもつ。その「光溜まり」が生み出す微細な屈折、反射、透過、陰影により、作品は置かれた環境と溶け合い、その場その時の光を映し出す装置となる。独立してでも際立つ個々の作品は、展示空間と呼応しながら新たなポリフォニーを奏で始める。

近年の主な個展に、「RITSUE MISHIMA ‒ GLASS WORKS」(国立アカデミア美術館・イタリア、2022年)、「IN GRIMANI」(国立パラッツォ・グリマーニ美術館・イタリア、2013年)。主なグループ展に「そこに光が降りてくる ⻘⽊野枝/三嶋りつ惠」(東京都庭園美術館、2024年)、「第 53 回ヴェネツィアビエンナーレ 」(ヴェネツィア館、2009年)など。作品は、パリ装飾美術館をはじめヤン・ファン・デル・トフト美術館などに収蔵されている。

綿 結

綿 結《プラトニックダンサー》
綿 結《プラトニックダンサー》2026年 Photo: Yoshio Daisuke[出展作品]
綿 結《Tabula Rasa》
綿 結《Tabula Rasa》2024年 展⽰⾵景「GO FOR KOGEI 2024」(セイマイジョ、2024年)Photo: Watanabe Osamu[参考]
綿 結《Vita》
綿 結《Vita》2024年 展⽰⾵景「GO FOR KOGEI 2024」(セイマイジョ、2024年)Photo: Watanabe Osamu[参考]
綿 結
Photo: Haraguchi Ran

2000年静岡県生まれ。2025年に金沢美術工芸大学美術工芸研究科修士課程(工芸専攻)を修了。あらゆる布は「織」という規則的な反復から生み出されるが、綿は糸と糸の間にあるわずかな空間に創作の活路を見出し、制作を行なっている。平滑にみえる布にさえ糸が絡み合った半-立体的な構造をもちあわせており、それを顕在化する試みとして身の丈を越える立体作品までも手がけている。綿の制作はすべて自身の手による糸撚りから始められる。染色においても自らの身体を酷使して土で糸を染め上げるが、「無意識に原始的な制作を求めていた」と語る綿にとって、それら手法の選択は必然であったと言える。布の自重を生かしたその造形行為もプリミティブだと捉えているが、上部から下部へと降りるにつれて撚りや織の質を変化させるなど、素材・技法を前傾化させる彼女の制作態度が映し出されている。これら制作工程からも窺えるように、綿は作品を通して人間が生み出す原初的な美を追求している。しかし、それは時代を遡ることを意味しているのではなく、時代や文化を超えた共時的な美を追い求めているとも言えるだろう。

主な展覧会に、「GO FOR KOGEI 2024」(岩瀬エリア、2024年)のほか「KUMA experiment 2023-24 vol.6『日々の触覚』」(クマ財団ギャラリー、2024年)などがある。主な受賞歴に、「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2024」MUFG特別賞受賞(2024年)や「第67回金沢美術工芸大学美術工芸学部卒業・修了制作展」学長賞(2024年)。金沢美術工芸大学に作品が収蔵されている。

中田真裕

中⽥真裕《サンダークラウド》
中⽥真裕《サンダークラウド》2021年 Photo: Tomoya Nomura[出展作品]
Nakata Mayu, Gaia , 2022.
中⽥真裕《ガイア》2022年 Courtesy of A Lighthause called Kanata[参考]
中⽥真裕《AS IF》
中⽥真裕《AS IF》2021年 展⽰⾵景「GO FOR KOGEI 2021」(勝興寺、2021年)Photo: Katano Masahiro[参考]
中田 真裕
Photo: Yu Kadowaki

1982年北海道生まれ。香川県漆芸研究所にて漆芸を学び、2021年に金沢卯辰山工芸工房を修了。中田は、漆芸における「蒟醤」を独自に発展させる作家である。蒟醤とは、幾重にも重ねた中塗に文様を彫り、そのくぼみに色漆を充填する装飾技法である。彼女の場合、僅か0.5mmの厚みにおよそ40層の色漆を重ね、研ぎ出された面に有機的で豊かな色彩の紋様を浮かび上がらせる。そのスケールも特筆すべき点であり、大胆な造形とその内奥に宿る精緻な技術との共存こそが最大の魅力である。

中田は実体験に基づいた「記憶」を手掛かりに作品制作を行ってきた。自分自身が心奪われた光景(雷や雲、飛翔する鳥など)を、積層された色面によって描いていく。最低でも四ヶ月、長ければ一年近く制作に時間を要するため、日々の変化がそのまま作品へ作用する。起点となる記憶でさえ「ゆらぎ」を持ちながら定着されていくということだ。視線の動きに応じてさまざまな表情をみせる作品は、記憶が自明で確固たるものなのではなく、それ自体が移ろいゆく現象であることを示しているようだ。

近年の主な展覧会に、個展「The Skies Above –中田真裕の蒟醤」(ア・ライトハウス・カナタ、2024年)をはじめ、グループ展「カラーズ – 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(ポーラ美術館、2024年)や「心象工芸展」(国立工芸館、2024年)などがある。主な受賞歴に「LOEWE FOUNDATION Craft Prize」ファイナリスト(2019年)。国立工芸館、金沢21世紀美術館などに作品が収蔵されている。

コムロタカヒロ

コムロタカヒロ《Bat dragon》
コムロタカヒロ《Bat dragon》2023年 Photo: Takashi Ito (itokobo inc.)[出展作品]
コムロタカヒロ《Sphinx - Kira》
コムロタカヒロ《Sphinx - Kira》2023年 Photo: Takashi Ito (itokobo inc.)[出展作品]
コムロタカヒロ《Sleepy bat 1》
コムロタカヒロ《Sleepy bat 1》2023年 Photo: Takashi Ito (itokobo inc.)[出展作品]
コムロ タカヒロ
Photo: Federico Radaelli

1985年東京都生まれ。2011年に東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻を修了。幼少期より親しんできた1980〜90年代のアメリカン・コミックやフィギュア、SF映画に影響を受け、ソフビ特有の質感やフォルムを参照した⽊彫作品を制作している。このコムロの造形言語は、ロサンゼルスの企業からの依頼をきっかけに、アメリカのインディーズ・ソフビ・シーンに身を投じる中で培われてきた。現在は量産型のソフビと並行しながら、それら工業製品に凝態させた木彫作品を中心に表現活動を展開している。

いずれの作品も、物理的制約から解き放たれた3DCGによる緻密なシミュレーションを経ることで、自由度の高い造形として構成されている。完成された作品は一見ポップでキッチュな佇まいを見せるが、コムロにとって彫刻行為そのものが神聖な営みである。玩具という文字通り「弄ぶ」対象が等身大を超えたスケールで現前に現れるとき、それらは仏像やギリシャ神話のごとく人智を超越した力を帯びる。崇拝としての彫刻と、消費社会におけるフィギュアとをシームレスにつなぐ−それこそが、コムロの彫刻の本質なのであろう。

主な個展として「Vortex」(同上、2019年)、「Phantom cave」(StolenSpace Gallery・ロンドン、2023年)など。主なグループ展として、「GO FOR KOGEI 2023」(桝田酒造店 満寿泉、2023年)のほか「JUXTAPOZ CLUBHOUSE」(SUPERCHIEF GALLERY・アメリカ、2018年)などがある。Avant Arte社よりブロンズエディション「Sphinx - Kira」(2023年)「Ground dragon」(2022年)をリリース。

牟田陽日

牟⽥陽⽇《Sometime Somewhere One through One》
牟⽥陽⽇《Sometime Somewhere One through One》2025年 展⽰⾵景「⽪膚と内臓―⾃⼰、世界、時間」(台南市美術館、2025年)[参考]
牟⽥陽⽇《⼭姥》
牟⽥陽⽇《⼭姥》2024年 展⽰⾵景「⽪膚と内臓―⾃⼰、世界、時間」(台南市美術館、2025年)[参考]
牟⽥陽⽇《渾々と》
牟⽥陽⽇《渾々と》2021年 展⽰⾵景「GO FOR KOGEI 2021」(⼤瀧・岡太神社、2021年)Photo: Katano Masahiro[参考]
牟田陽日

1981年東京生まれ。2008年にロンドン大学ゴールドスミスカレッジ(ファインアート科)を卒業し、2012年に石川県立九谷焼技術研修所を卒業。牟田は、石川県加賀地方の伝統工芸・九谷焼に学んだ陶磁器に施す色絵の技法を主軸に、独自の表現を追求している作家である。牟田にとっての絵付けとは、造形にはじまり、下絵、釉薬、上絵までの全ての制作工程が重なりあうことでひとつの景色を生み出すことだ。造形は「地」となる領域と捉えられるが、手捻りを用いた触覚性さえも「図」に取り入れることで、統一的な美を目指している。牟田は、これまで陶磁器に描かれてきた図版を徹底的に読み解き、「自然観」がどのように変移していきたかを自身の表現に取り込んできた。それら図案を単なる自然の表象として捉えず、その時代ごとの作り手らが投影してきた自然への憧憬、欲望、崇拝や恐怖へと関心を注ぐ。そうした不完全な人間の心を象徴するかのように、現実と虚像、実在と架空、動と静とが渾然一体となって牟田の色絵は立ち現れる。

主な展覧会に、個展「眼の器」(銀座 蔦屋書店 Ginza Atrium、2021年)をはじめ、「清州クラフトビエンナーレ」(清州・韓国、2023年)や「GO FOR KOGEI 2021」(大瀧・岡太神社、2021年)などがある。主な受賞歴は、「第11回パラミタ陶芸大賞展」大賞(2016年)。国立工芸館、パラミタミュージアム、能美市九谷焼美術館に作品が収蔵されている。主著に『牟田陽日作品集「美の器」』(芸術新潮社。2020年)がある。

舘鼻則孝

舘⿐則孝《フローティングワールド》
舘⿐則孝《フローティングワールド》2024年 Photo: Osamu Sakamoto ©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA[参考]
舘⿐則孝《ヒールレスシューズ》
舘⿐則孝《ヒールレスシューズ》2024年 Photo: Osamu Sakamoto ©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA[参考]
舘⿐則孝《ベビーヒールレスシューズ》
舘⿐則孝《ベビーヒールレスシューズ》2024年 Photo: Osamu Sakamoto ©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA[参考]
舘鼻則孝
Photo: GION

1985年東京都生まれ。2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。舘鼻は創作活動の概念として「Rethink(リシンク)」を掲げ、日本における伝統文化や工芸の技法を活用して現代の価値観を表現する現代美術家である。「Rethink」が意味するところは、日本の伝統あるいは文化を、現代においてそのまま再現するのではなく、現代的な意味を加えて表現することにある。江戸時代の花魁が着用していた高下駄から着想を得て制作された代表作《Heel-less Shoes》は、米国歌手のレディー・ガガに愛用されたことでも世界的に知られているが、これまで数多くの伝統工芸士(江戸切子、金唐革紙、組紐など)とのコラボレーションを精力的に行ってきた。また、舘鼻の代名詞とも言える二つのモチーフ「稲妻」と「雲」も、仏教と神道双方の価値観が共存する神仏習合という日本の宗教観あるいはその変遷を象徴するものであり、「天と地」「生と死」あるいは「過去と現在」といった二項対立の超克を試みる舘鼻によって重要な言語となっている。

主な展覧会に「Future Beauty 日本ファッションの未来性」(東京都現代美術館、2012年)、「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016年)、「Items: Is Fashion Modern?」(ニューヨーク近代美術館・アメリカ、2017年)、「和巧絶佳」(パナソニック汐留美術館ほか巡回、2020年)、「江戸東京リシンク展」(旧岩崎邸庭園、2024年)など。メトロポリタン美術館やヴィクトリア&アルバート博物館などに作品が収蔵されている。

Akimoto Yuji, Curator and Artistic Director of Go for Kogei

curator 秋元雄史

GO FOR KOGEI
アーティスティックディレクター

東京藝術大学名誉教授、金沢21世紀美術館特任館長、国立台南芸術大学栄誉教授、美術評論家。1955年東京生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。1991年から直島のアートプロジェクトに携わる。

ベネッセアートサイト直島・アーティスティックディレクター兼地中美術館館長(2004–2006年)をはじめ金沢21世紀美術館館長(2007–2017年)、東京藝術大学大学美術館館長・教授(2015–2021年)、練馬区立美術館館長(2017–2023年)を歴任し、GO FOR KOGEIのアーティスティックディレクターを務める。

主なプロジェクト・展覧会に、「スタンダード」「直島スタンダード2」(直島)、「第1–3回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」(金沢、草屯・台湾)、「工芸未来派」(金沢、ニューヨーク・アメリカ)、「ジャポニズム2018」の公式企画として「井上有一 1916–1985 —書の解放—」(パリ、アルビ・フランス)、「あるがままのアート-人知れず表現し続ける者たち-」(東京)など。著書に『アート思考』(2019年、プレジデント社)など。

Organization

主催
認定NPO法人趣都金澤
助成
クリエイター支援基金
協賛
AAA, BBB,CCC,DDD,EEE and FFF
キュレーター
秋元雄史
主催者代表
浦 淳
展覧会ディレクター
薄井 寛
コ・キュレーター
高山健太郎、髙井康充
プロジェクトマネジメント
Noetica
会場設計
WHY Architecture
ローカルコーディネーション
VeniceArtFactory
設営
Green Spin
グラフィックデザイン
bruno
ウェブサイト
nicottoLab
広報
Noetica、Relay Relay
FITZ & CO
写真
池田紀幸
動画
大谷内真郷
翻訳
Fraze Craze
Palazzo Pisani Santa Marina
ハンドアウト

Under Construction

作品リスト

Under Construction

カタログ

Under Construction

Information

身体と物質のエスノグラフィー ―加速社会における遅さと深さ

会期
2026年5月9日(土)‒   11月22日(日)
休場日
火曜
Opening Hours
11:00-19:00(5月9日‒9月30日)
10:00-18:00(10月1日‒11月22日)
会場
パラッツォ・ピザーニ・サンタ・マリーナ
お問合せ
info@goforkogei.com

Press

プレス問合せ先

GO FOR KOGEI 事務局

石川県金沢市下本多町六番丁40-1
(株式会社ノエチカ内)
info@goforkogei.com

About
Go for Kogei

  • [Left] Kuwata Takuro, Untitled, 2021. [Right] Kuwata Takuro, Untitled, 2015. Installation view from Go for kogei 2021, Otaki-okamoto Shrines, 2021.

    [左]桑田卓郎《無題》2021年[右]桑田卓郎《無題》2015年 展示風景「GO FOR KOGEI 2021」(大瀧・岡太神社、2021年)Photo: Katano Masahiro

  • Sago Michiko, Harmony, 2022. Installation view from Go for kogei 2022, Natadera Temple, 2022.

    佐合道子《Harmony》2022年 展示風景「GO FOR KOGEI 2022」(那谷寺、2022年)Photo: Katano Masahiro

  • Inoue Yui, The Life of the Mountain, 2022. Installation view from Go for kogei 2022, Natadera Temple, 2022.

    井上唯《山と、人と、信仰と》2022年 展示風景「GO FOR KOGEI 2022」(那谷寺、2022年)Photo: Katano Masahiro

  • Kashio Satomi, Wavering Border, 2015. Installation view from Go for kogei 2022, Shokoji Temple, 2022.

    樫尾聡美《揺れる境界》2015年 展示風景「GO FOR KOGEI 2022」(勝興寺、2022年)Photo: Katano Masahiro

  • Hirako Yuichi, Lost in Thought / Toyama, 2023. Installation view from Go for kogei 2023, Masuda Sake Brewery, 2023.

    平子雄一《Lost in Thought / Toyama》2023年 展示風景「GO FOR KOGEI 2023」(桝田酒造店 満寿泉、2023年)Photo: Watanabe Osamu

  • Komuro Takahiro, Dog Dragon, 2023. Installation view from Go for kogei 2023, Masuda Sake Brewery, 2023.

    コムロタカヒロ《Dog Fragon》2023年 展示風景「GO FOR KOGEI 2023」(桝田酒造店 満寿泉、2023年)Photo: Watanabe Osamu

  • Kubo Hiroko, Mountain Dogs, 2023. Installation view from Go for kogei 2023, Fugan Canal Kansui Park, 2023.

    久保寛子《Mountain Dogs》2023年 展示風景「GO FOR KOGEI 2023」(富岩運河環水公園、2023年)Photo: Watanabe Osamu

  • Hayama Yuki, Ssangyong, 2023. Installation view from Go for kogei 2023, Masuda Sake Brewery, 2023.

    葉山有樹《Ssangyong》2023年 展示風景「GO FOR KOGEI 2023」(桝田酒造店 満寿泉、2023年)Photo: Watanabe Osamu

  • Iwamura En, Neo Jomon: Green Mask, 2024. Installation view from Go for kogei 2024, Piatto Suzuki Cinque, 2024.

    岩村遠《Neo Jomon: Green Mask》2024年 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(ピアット スズキ チンクエ、2024年)Photo: Watanabe Osamu

  • Kakinuma Koji, Breaking Through, 2024. Installation view from Go for kogei 2024, saseki sake bar, 2024.

    柿沼康二《ぶちぬく》2024年 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(桝田酒造店 沙石、2024年)Photo: Watanabe Osamu

  • Tatehana Noritaka, Descending Painting “Unryu-zu”, 2024. Installation view from Go for kogei 2024, Masuda Sake Brewery, 2024.

    舘鼻則孝《ディセンディングペインティング“雲龍図”》2024年 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(桝田酒造店 満寿泉、2024年)Photo: Watanabe Osamu

  • Yoshizumi Ayano. Installation view from Go for kogei 2025, Former Iwase Bank, 2025.

    吉積彩乃 展示風景「GO FOR KOGEI 2025」(旧岩瀬銀行、2025年)Photo: Terada Masahiro

  • Matsumoto Yuma, Moo, 2025. Installation view from Go for kogei 2025, Former Hayashi Clinic, 2025.

    松本勇馬 《ムウ》2025年 展示風景「GO FOR KOGEI 2025」(旧林医院、2025年)Photo: Terada Masahiro

  • Sagara Ikuya & Nakagawa Shuji, The Wooden Barrel and Thatched Roof Tea Room, 2025. Installation view from Go for kogei 2025, Studio "A", 2025.

    相良育弥+中川周士《木桶と茅葺き屋根の茶室》2025年 展示風景「GO FOR KOGEI 2025」(スタジオあ、2025年)Photo: Ikeda Noriyuki

  • 佐々木類《記憶の眠り》

    佐々木類《記憶の眠り》2025年 展示風景「⽪膚と内臓―⾃⼰、世界、時間」(台南市美術館、2025年)Coutesy of Tainan Art Museum

  • ⼭下茜⾥《Long for the Light》

    ⼭下茜⾥《Long for the Light》2025年 展示風景「⽪膚と内臓―⾃⼰、世界、時間」(台南市美術館、2025年)Coutesy of Tainan Art Museum

  • [Left] Kuwata Takuro, Untitled, 2021. [Right] Kuwata Takuro, Untitled, 2015. Installation view from Go for kogei 2021, Otaki-okamoto Shrines, 2021.

    [左]桑田卓郎《無題》2021年[右]桑田卓郎《無題》2015年 展示風景「GO FOR KOGEI 2021」(大瀧・岡太神社、2021年)Photo: Katano Masahiro

  • Sago Michiko, Harmony, 2022. Installation view from Go for kogei 2022, Natadera Temple, 2022.

    佐合道子《Harmony》2022年 展示風景「GO FOR KOGEI 2022」(那谷寺、2022年)Photo: Katano Masahiro

  • Inoue Yui, The Life of the Mountain, 2022. Installation view from Go for kogei 2022, Natadera Temple, 2022.

    井上唯《山と、人と、信仰と》2022年 展示風景「GO FOR KOGEI 2022」(那谷寺、2022年)Photo: Katano Masahiro

  • Kashio Satomi, Wavering Border, 2015. Installation view from Go for kogei 2022, Shokoji Temple, 2022.

    樫尾聡美《揺れる境界》2015年 展示風景「GO FOR KOGEI 2022」(勝興寺、2022年)Photo: Katano Masahiro

  • Hirako Yuichi, Lost in Thought / Toyama, 2023. Installation view from Go for kogei 2023, Masuda Sake Brewery, 2023.

    平子雄一《Lost in Thought / Toyama》2023年 展示風景「GO FOR KOGEI 2023」(桝田酒造店 満寿泉、2023年)Photo: Watanabe Osamu

  • Komuro Takahiro, Dog Dragon, 2023. Installation view from Go for kogei 2023, Masuda Sake Brewery, 2023.

    コムロタカヒロ《Dog Fragon》2023年 展示風景「GO FOR KOGEI 2023」(桝田酒造店 満寿泉、2023年)Photo: Watanabe Osamu

  • Kubo Hiroko, Mountain Dogs, 2023. Installation view from Go for kogei 2023, Fugan Canal Kansui Park, 2023.

    久保寛子《Mountain Dogs》2023年 展示風景「GO FOR KOGEI 2023」(富岩運河環水公園、2023年)Photo: Watanabe Osamu

  • Hayama Yuki, Ssangyong, 2023. Installation view from Go for kogei 2023, Masuda Sake Brewery, 2023.

    葉山有樹《Ssangyong》2023年 展示風景「GO FOR KOGEI 2023」(桝田酒造店 満寿泉、2023年)Photo: Watanabe Osamu

  • Iwamura En, Neo Jomon: Green Mask, 2024. Installation view from Go for kogei 2024, Piatto Suzuki Cinque, 2024.

    岩村遠《Neo Jomon: Green Mask》2024年 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(ピアット スズキ チンクエ、2024年)Photo: Watanabe Osamu

  • Kakinuma Koji, Breaking Through, 2024. Installation view from Go for kogei 2024, saseki sake bar, 2024.

    柿沼康二《ぶちぬく》2024年 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(桝田酒造店 沙石、2024年)Photo: Watanabe Osamu

  • Tatehana Noritaka, Descending Painting “Unryu-zu”, 2024. Installation view from Go for kogei 2024, Masuda Sake Brewery, 2024.

    舘鼻則孝《ディセンディングペインティング“雲龍図”》2024年 展示風景「GO FOR KOGEI 2024」(桝田酒造店 満寿泉、2024年)Photo: Watanabe Osamu

  • Yoshizumi Ayano. Installation view from Go for kogei 2025, Former Iwase Bank, 2025.

    吉積彩乃 展示風景「GO FOR KOGEI 2025」(旧岩瀬銀行、2025年)Photo: Terada Masahiro

  • Matsumoto Yuma, Moo, 2025. Installation view from Go for kogei 2025, Former Hayashi Clinic, 2025.

    松本勇馬 《ムウ》2025年 展示風景「GO FOR KOGEI 2025」(旧林医院、2025年)Photo: Terada Masahiro

  • Sagara Ikuya & Nakagawa Shuji, The Wooden Barrel and Thatched Roof Tea Room, 2025. Installation view from Go for kogei 2025, Studio "A", 2025.

    相良育弥+中川周士《木桶と茅葺き屋根の茶室》2025年 展示風景「GO FOR KOGEI 2025」(スタジオあ、2025年)Photo: Ikeda Noriyuki

  • 佐々木類《記憶の眠り》

    佐々木類《記憶の眠り》2025年 展示風景「⽪膚と内臓―⾃⼰、世界、時間」(台南市美術館、2025年)Coutesy of Tainan Art Museum

  • ⼭下茜⾥《Long for the Light》

    ⼭下茜⾥《Long for the Light》2025年 展示風景「⽪膚と内臓―⾃⼰、世界、時間」(台南市美術館、2025年)Coutesy of Tainan Art Museum

認定NPO法人趣都金澤は、金沢の強みである「文化」を機軸とした市民主導のまちづくりを行うNPO法人です。様々な文化事業を実施するとともに、提言の発信や国内外の文化経済都市の研究等を通じ、金沢とその周辺地域のまちづくりの推進、人材育成や地域経済の活性化に寄与することを目的としています。趣都金澤が主催する主たるアートプロジェクトが、2020年に開始したGO FOR KOGEIです。ものづくりが古くから受け継がれる北陸から、新たな工芸の見方を発信する目的で、地域の歴史・風土を体現する町並みや社寺を会場にした展覧会やイベントのほか、工芸を巡る今日的な課題と可能性について議論を深めるシンポジウムなどを開催してきました。